普段使いしているバックアップ回路に不具合があることがわかりました。
Webから調べたところ、QY20のデータは128Kbytesという情報でした。そのため、メモリ容量を128Kbytesで設計したのですが、バルクデータのフォーマットに変換されるため、メモリはそれ以上に必要でした。完全に設計ミスです。
一番の問題は、オーバーフロー対策していなかったこと。128Kbytesを超えても、エラー表示しないので、一見、成功したように見えてしまいます。バックアップに成功したと思い、QY20のデータを消してしまったら、データ消失問題となります。
まずは、オーバーフロー時のエラー処理を入れました。これはすぐに作業完了。
つぎに、メモリ容量のアップ。実測したところ、200Kbytes近くは必要のようです。EEPROMのICは1024Kbits(128Kbytes)が最大のようなので、2つ搭載するように、ハードウェアから再設計です。
回路自体は、I2C接続を1つ増やすだけなので、簡単に終了。同時に、前回の回路バグも修正しました。問題は、基板配線です。操作性・デザインを優先すると、複雑な配線パターンになります。ユニバーサル基板で作るのではないので、どんなに複雑になってもいいのですが、パターンきめの手間はかかります。(面白いですが。。。)
プログラムもオーバーフロー処理を256Kbytesにして、さらに128Kbytes以上のときは、2つ目のEEPROMにアクセスするように、I2C処理部を変更しました。基板が到着してから、テスト、問題なければ、3Dプリンタで外装作成して、リリースです。
メルカリ等から購入した方に対して連絡の取れた方から、無償交換の予定です。(手元に下記のバックアップツールをお持ちの方は連絡をください。)