正常動作するようになった、20号機。ただしPhone端子、Line端子共に音出力がほぼ全滅。
DA変換後の電解コンデンサをすべて交換することにした。
ここに写っているコンデンサのうち、16個を交換。47μF7個、22μF1個、10μF8個。
パターンを剥がさないようにコンデンサのみを取るのは大変。これだけで1時間以上かかる。ハンダの温度が違うのか、古いためか、はんだごてで溶かしてとるのは困難なので、土台を押さえて、ねじりながらコンデンサの足を残して剥がす。上部のLine端子は、スペース確保のために、取り外す。
残った土台を割って、取り外す。最後に、残った足のハンダ部分を溶かしつつ取り除くのだが、追いハンダしてもなかなか溶けない。無理に取り除こうとすると、熱で弱くなったパターンを剥がすので、根気よく取り除く。最後にパターンをきれいに掃除。
あとは、はんだ付けしやすい順番で、1つづつ固定を確認しながら、着けていく。
音だししてみると、Line端子の左が出ていない。回路図を見るとC57が問題のよう。見た目、はんだ付けに問題なさそうだが、再度はんだ付けしなおす。
再度、テストすると、全てオッケー。Phone端子からの音が格段に大きくなった。ボリュームのガリガリノイズはほぼないが、音量が小さい時の左右バランスが崩れている。他の機体でも起きている症状で、このボリュームの問題らしい。
取り合えず、音もほぼ復活。
あとは、液晶。この機体の液晶は焼けた状態で、かつ本体側の表示用の-10v出力も出ていないので、作成した液晶キットに交換予定。