YAMAHA QY20の修理に用意したい、はんだコテ先

2026/06/18

YAMAHA QY20 工具 電子回路

 QY20を修理する際、はんだが溶けづらい端子がある。例えば、ボリューム端子、アナログ音出力用のコンデンサで液漏れしたであろう箇所。

今までさんざん苦労してきた。その結果、以下の方法が有効である。

  • 追いはんだで、熱を伝えやすくする
  • はんだコテの温度を上げる
  • 小手先を変える
まずは、追いはんだの方法。事前に無水エタノールで、載せる部分を掃除する。その後、ハンダを盛って、古いハンダと混ぜる。その後、吸い取り器ではんだを吸い取る。これで成功するのは半々。

次に、コテ先の温度を上げる方法。私が使っているはんだコテは、大洋電機産業のPX-280。コテ先を350℃まで上げている。コテ先が密着できる場合は成功する。要は、うまく熱伝導できているか、がポイント。ならば、コテ先が重要で、3番目の方法がさらに有効。

3番目の方法。私は、QY20修理用に3本のはんだコテ先を用意している。

左は、ピンポイントで重要なコテ先。中央が常用のコテ先。右が溶けにくい場合などに使うコテ先。右側のコテ先は、ランドパターンを均したり、QY20のノイズシールドのはんだ固定部分を溶かしたり、ボリューム端子を外したりするときには必須。これを中央のコテ先で行うとうまく熱伝導出来ずに苦労する。

左のピンポイントで重要なコテ先は、はんだ付けされた端子を抜いた後に、ホールを再生するときに必須。ホール再生は、通常ははんだ吸い取り器で再生できる。しかし、QY20のバックアップ電池のマイナス端子、ボリューム端子の小さい方は、はんだ吸い取り器でホールが埋まったままになることがほとんど。何かが詰まっている感じで、ホール再生できない。
この時、ハンド吸い取り器で窪んだホール部に、この小手先を当て、反対側までコテ先を通す。ピン先形状なので熱伝導が非常に悪く、時間がかかる。なんとか、反対側まで届いたら、コテ先を抜くと、小さなホールができている。失敗したら、再チャレンジ。小さなホールができたら、先端のとがったやすりで穴を広げる。

このようにして、QY20のはんだ付け部分の修理を行っている。
1つめ、2つめの方法より、3つめの方法が一番である。
是非、コテ先は複数用意しましょう。


QooQ