QY20 26号機:⑤難題のボリューム交換

2026/06/18

電源投入時や演奏していないときに、時々聞こえる雑音。また、小〜中音量では左右バランスが崩れるのが気になってしまう。

もやもやの気分なので、修理することにした。雑音の原因は不明だが、まずは左右バランス崩れの修理。これは、ボリューム交換。しかし、ボリューム交換は難作業。過去、散々苦労した。ハンダが両面に載っており、かつハンダが溶けにくい。また、ボリュームのハンダ端子が特殊形状、両端ともに4つの端子が並んでおり、1つづつ引き抜くことができない。

ハンダごて先を太めに交換。ハンダごては、350℃程度に設定。まずは作業の邪魔になるphone端子を外す(ハンダを取る)。次にボリューム端子の片側、中の2本を切る。そして外側2本のハンダ付け部分、両面に追いハンダを盛る。
ボリュームと基板の隙間にマイナスドライバーを差し込み、剥がす方向に力を加えながら、基板端側のピンの裏側はんだ付けを溶かす。しばらくそのままにしていると、マイナスドライバーに加えている力に沿って動き出す。途中で、もう1本のピンで動かなくなる。今度はもう1本
のピンで同じ作業。これを繰り返すと片方のピンが抜ける。残りはラジオペンチで引きながら同じ作業するともう1本も抜ける。
反対側のピン4本も同じことを行う。これでボリュームは取れた。しかし、切った4本のピンが残っている。また、抜いたホールはハンダで埋まっている。
残りの4本は裏側に追いハンダを盛り、切った側からそーっと引っ張りつつ、ハンダを溶かしてしばらくそのまま。するとヌメッと抜ける。失敗すると、表面側でピンが切れる。その場合は、裏面から同じように引き抜く。
次の作業は、ホールの再形成。これも大変。ハンダを盛って、ハンダ吸い取り器で吸い取る。少し貫通したら先の尖ったヤスリでホールを大きくする。あとは無水アルコールで掃除。
難しい作業はここまで。操作ノブのサイズ違いのボリュームを組み付けて、はんだ付け。同型のボリュームは見つからず、抵抗値、ピン形状の同じボリュームを見つけてストックしてあったもの。
以前3Dプリンタで作った延長ノブを付けてケースに収めて修理完了。

さて、視聴。
おぉぉぉ、起動時のノイズも消えている。あれもボリューム原因だったのか。左右バランスも良くなっている。最小ボリュームに近くなると崩れるが、他のQY20も同じなので、良しとする。
26号機は、これで修理完了かな。

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