一般的に、 表面実装された電解コンデンサを剥がすには、ハンダを溶かして、コンデンサを浮かせて取るが、QY20では古いハンダがきれいに溶けず、熱によるパターンを剥がしてしまうことが起きてしまう。そのため、ハンダを溶かして取り除くより、コンデンサの土台を押さえて、少しづつ少しづつ、ねじりながら足を切り離すほうがよい。
ただし、(私の未熟な技術で)交換した電解コンデンサは、ハンダが載りすぎていて、無理にコジると逆にパターンを剥がすので、交換したコンデンサは、左右を地道に溶かしつつ、浮かせて剥がしている。
手間がかかるので、こんなのを買ってみた。
ピンセットのように挟んで、両側を一気に溶かせる。しかし、これのステーションというか、制御ボックスがない。コネクタも特殊。
Amazonのコメントを参考に、この半田ごてに使えそうなステーションも購入(というか、温調はんだごて一式)。コネクタは航空電子のDIN型7ピン。信号ピンが違うので、ピンの変換が必要。ということで、このDIN型7ピンのオスメスを購入。アマゾンでしか手に入らなかった。
変換するピン番号の情報もアマゾンのコメントで得られるが、万が一、ショートすると終わりなので、ステーション、はんだごてともバラシて、確認。
ステーションは、回路構成はよくわからないが、以下のピン配置。アマゾンコメントとほぼ同じ。(A側、 B側とはピンセット型コテの左、右のこと)
- 1:温度センサー左右共通端子
- 2:温度センサーA側またはB側
- 3:温度センサーB側またはA側
- 4:ヒーターA側またはB側
- 5:ヒーターB側またはA側
- 6:ヒーター左右共通端子
- 7:GND
- 24v出力は、なんとAC100vを24vに降圧後、半正弦波のまま出力。平滑回路なし。
次にピンセット半田ごて側。基板はこんな感じ。