QY20 ジャンク品を徹底調査 その2

2024/02/11

YAMAHA QY20 工具 実験 電子回路

 昨年末に入手した、ジャンク寄せ集めのQY20の調査を再開です。

キーボード基板は、5,6個のキー接点が不良です。試した修復作業は以下。

  • 基板クリーナー
  • 無水エタノール
  • ピカール
  • ピカール・ラビングコンパウンド
  • AZ接点復活材



ラビングコンパウンド・接点復活材は、効果はありますね。しかし、最後までボタン3か所が復活しませんでした。

ラビングコンパウンドにとり、コーティングが薄くなっています。恐るべし、ラビングコンパウンド。電導ゴムシートで試して、接点不良でなく、断線が濃厚でした。断線箇所のコーティングを剥がして、はんだを流し込んでもいいかな、と考えています。もう一枚、キーボード基板があるので、それをこのジャンク品に入れて、せめてキーボード側だけでも再利用を試みます。
組み込んで、分かったこと。
このジャンク品、電導ゴムのボタンも導通不良部分がありました。一か所なので、電導ゴム部分を削って、電導ゴムシートを丸く切って、貼り付けました。

中央、左から2つめが削った状態です。
少し大きめですが、電導シートを貼りました。これで反応が良くなり、操作感も良好です。
続いて、液晶表示用のコンデンサを取り外します。
交換済みだったのですが、-10v出ていないので、はんだ不良か、配線が切れているか、MAX680が壊れているようです。調査の邪魔なので外します。
一通り、断線のチェックをしました。
  • リセット回路:正常
  • CPU周り:正常
  • ROM/RAM:正常
  • 音源チップ・専用メモリ:正常
  • ゲートアレイ:正常
  • LCDコントローラ・専用メモリ:正常
断線はなさそうです。汚れのため、接触が悪くなっているので、禁断の超音波洗浄をします。古いはんだ付けやパターンを剥がす恐れがあるので、本来はやるべきではありません。

っていいながら、ドボン!です。きれいになりましたが、なにも変化なしです。

アドレスバスをロジアナで見ると、A0-A7は、信号を生きていますが、A8以降がHから動きません。やっぱり、なにかおかしいです。電源ON直後は動いているみたいです。ただし、
安物ロジアナなので、ロジアナ自体が信用できません。

CPUの水晶発振は触れているみたいですが、ロジアナで見ると、止まるときもあり、やっぱり、ロジアナを疑ってしまいます。

ちゃんとしたロジアナを買いますか。。。。

ということで進展なしです。

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