QY20 11号機の修理:⑦第二のバッテリーロー

2024/02/03

11号機 YAMAHA QY20 電子回路

 Qy20 11号機は、入手時は、外装がとてもきれいな状態でした。しかし、メイン基板はかなり重症であり、9号機と外装を交換し、9号機を手放しました。9号機の外装は液晶がない状態でしたので、今回、オリジナルLCDを組み込み、やっと普通に動くようになりました。


ところが、、、バッテリーローが出るようになりました。11号機は、バックアップバッテリー付きなので、この機会にボタン電池使用に変更しました。

しかし、、、まだバッテリーローが出ます。次に疑うのは、断線です。バッテリーからCPUへのラインは、バッテリー+V - R2の下/R2の上 - SW奥上/SW奥中 - R9上/R9下 - R7下/R7上 - IC2:47(CPU)という経路です。DC9Vで電源ON状態では、R9上2.96v, R9下2.77v, R7上2.67v, CPU 2.67vとなります。

調べると、、、十分電圧が来ています。不思議。。。。

ふと、本体内蔵のチェックプログラムを思い出しました。[-1][+1][→]の同時押しで、電源ONです。なんと、、、バックアップバッテリーと、電源バッテリーの2つテストがあり、初めて、電源バッテリーもチェックしていることに気づきました。電源バッテリーが1vありません。原因は、これですね。

電源バッテリーのチェックは、IC2:45(CPU) - R8 - R77 - R76 - TR5です。 TR5側で異常ならば、他にも影響があるので、このラインをまずはチェックします。すると、、、R8とR77の間が断線していました。さらに、R77 - R76間と+5vをつなぐ、D4の+5V側も断線しています。これをジャンパー接続します。

11号機のメイン基板は断線だらけのため、こんな状態になってしまいました。

しかし、これで正常に動作するようになりました。

ただし、9号機のキー入力の接触がいまいちなので、機会があれば、修理ですね。


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