無事、表示とMIDI-IN/OUTが直ったQY-20 10号機。
続いて、音のチェックです。状態はこんな感じ。
- ホワイトノイズが大きい。
- Phone出力、若干小さい。R側がボリューム変化に対して線形でない。
- Line出力、L/Rとも音がとても小さい。
ということで、アナログ回路周りをすべて、チェックします。電解コンデンサで容量抜けを起こしていそうなのは、C35, C37, C55, C70です。これらを交換します。今回は、順番に交換して、音を確認します。
交換前の音はこんな感じ。※再生前にボリュームに注意!!
Phone出力とLine出力です。両方とも最大ボリュームです。Line出力はほとんど聞こえません。
Line出力(ほとんど無音)
Phone出力(音量注意!!)
まずは、音関係のDAコンバータでのRvd/Refに使われている、C35,C37を交換しました。
音のバランスが良くなっています。
Line出力(ほとんど無音)
Phone出力(音量注意!!)
続いて、C55, C70を交換しました。これは、オペアンプで使われています。音がよくなった感じがします。また、Line側がすこし音量が上がりました。
Line出力(少し聞こえる)
Phone出力(音量注意!!)
Line側の音量が小さいので、試しにLine側のみに影響する、C57,C72を交換しました。変化ありませんでした。正常なコンデンサだったので、変わりないですね。。。
Line出力(少し聞こえる)
Phone出力(音量注意!!)
これで、QY20 10号機もほぼ完ぺきになりました。