QY20 6号機の修理:⑥自作LCDに換装、その後、意外な故障を発見

2024/02/04

6号機 DIY YAMAHA QY20 工具 電子回路

 QY20 6号機は、LCDを9号機に移植したので、LCDなし状態でした。先日、自作LCDができたので、耐久評価も兼ねて、LCDを組み込みました。


11号機と比べて、キーボードがきれいですね。この6号機、完全な状態と思いきや、意外な故障が見つかりました。MIDI-OUTが出ない。実は、MIDIインタフェースの故障は結構あるみたいですね。ほとんど使わないので、故障に気づきません。今度から、チェックの1つにしよう。

MIDIの故障の原因は、

  • IC13(74HC14:インバータ)の故障
  • IC10(410PT:フォトトランジスタ)の故障。MIDI-INが使えない。
  • 断線
ですね。
6号機は、MIDI-INは正常なので、断線か、IC13をチェックします。調べたところ、IC13のPin5/Pin6のインバータ回路が故障していました。他のQY20でも同じ現象があったので、QY20の弱点の1つかもしれません。昨日も10号機が全く同じ故障でした。

修理します。昨日の10号機と同じ修理手順です。まずは養生。
ヒートガンで剥がします。熱しつつ、力を入れずに、持ち上げる感じで、ペロッと取ります。力をかけると、パターンを剥がします。


ランドを均して、新しいチップをはんだ付けします。はんだ付けの際、動かないようんテープ固定しましょう。

結線されたか、念には念を入れて、チェックします。かなりの確率で結線されていません。

自作のバルクデータバックアップ・リストアツールでテストしたところ、正常にMIDI送受信できました。これで、6号機も完全(LCDは違うけど)な状態です。


余談ですが、MIDI-OUT信号が出ているか、簡単にチェックできるチェッカーを作りました。単に、4-5にLEDを付けているだけですが。。。



QY20のMIDI-OUTは、keep-aliveみたいな信号を出し続けているので、その信号でLEDを光らせているだけです。






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