QY20 11号機の修理:⑥Line側のR出力を修理

2023/12/11

11号機 YAMAHA QY20 電子回路

 引き続き、11号機の修理。

音出力で、LineとPhoneの分岐後にあるコンデンサは、C57とC72。

交換しやすい位置なので、そのまま交換。足のハンダを溶かして剥がそうとしたけど、なかなか剥がれないので、無理せず、ネジネジ方式に変更。ランド剥離しないように、下の台座をピンセットで抑えて、左右に振って無事、剥離。ランドを均して、新しいコンデンサを半田付け。

ストックの都合上、コンデンサの耐電圧が16Vから35Vに替わってしまったけど、影響ないと思っています。そして、演奏、、、音は出ていますが、若干、R側の音が小さい。L側の90%ほど。気になるレベルなので、関係なさそうだけど、Phone側のコンデンサも交換してみる。

Phone側のコンデンサは、C56とC71。ここはステレオ端子に囲まれていて、はんだ付けが超難関の場所。前回、端子を外す方法でうまく行ったので、今回も端子を外す。このステレオ端子は、はんだ吸い取り器「スッポン」できれいに外せる。


これでハンダ作業スペースができたので、コンデンサを取り除き、ランドを均す。

新しいコンデンサを半田付け。ここも耐電圧が替わっている。Line側と合わせたほうがよいのかなと、勝手に想像。

ステレオ端子を戻す。

さて、音の出方は、、、、やはり、R側の音が若干小さい。他のQY20も同じ現象が出ているのがある。経年変化によるチップの問題がありそう。しかし、あとは、トランジスタ、抵抗、セラミックプコンデンサしかなく、壊れそうもないし、調べようもない。

ひとまず、これで終了かなぁ。

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