QY20 11号機の修理:②基板の修理 その1

2023/10/15

11号機 YAMAHA QY20 電子回路

 前回、液晶表示用のコンデンサ交換により、表示されるようになった液晶画面。

一部、点滅しているので、プログラムやデータが壊れていると仮定。CPU、クロックなどの異常ではなさそう。なので、単純に、CPU、ROM、RAMの結線状態をチェック。アドレスバスは、18本あるみたい。データバスは8本。地道に1本づつ、導通確認。ROMがDIP型なので、チェックはやりやすい。

で、、、アドレスバスのA14、データバスのD4の二本がつながっていなかった。両方とも、表裏をつなぐビアの部分で、切れている。


ホールを掃除しても復旧しなかったので、ジャンパー接続。DIP型のROMと、表面実装のRAM端子を直結。

電源を入れると、画面は全く表示されない。工場リセットしても同じ。

でも、、、、プレイボタンでリズム音が出た。デモ演奏もできた。画面表示以外、復旧している。

多分、表示用の信号線も切れているのだろう。

修理前は、壊れた状態で表示されていたので、表示用のトリガ信号ではなさそう。また表示データが全くないので、表示データが正しく読み出せていないみたい。修理前は、A14が切れていたので、別のアドレスデータを表示用データとして読み込んだと推測。

次はここを調査します。


着実に、復旧に向かっている。楽しい。

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