全く動かない、けど、色々チェックしても問題なく、工場リセットも効果なしの11号機。液晶が表示されれば、チェック作業で確認の一助となるので、まずは、液晶表示の修理から。
いつものように、液晶表示用のコンデンサを交換。
キレイなので、剥がしたくない気分。ネジネジ方式で剥がすのでなく、今回は端子部分を半田ごてで、外してみることにした。しかし、、、なんとポロっと、取れてしまった。なんか剥がれ方が変。ネジネジ方式で取ろうとすると、やっぱり、ポロっと取れてしまう。いつもなら、コンデンサの足がはんだ面に残るのに。
はんだ付けが不十分な感じ。ランドを剥がした様子もない。取れた部分は黒々している。さらに取れたコンデンサも完全な形状を留めており、実は、修理の手が入っていた(きちんと半田付けできなかった)のかも。
ランド面を掃除し、古いハンダを取り除き、新しいハンダを載せておく。この作業がとても大事。その後、交換用のコンデンサを半田づけ。
うまくいった。電源ON・・・・、-10vは出ておらず、相変わらず、0v。
各コンデンサの電圧を測定してみる。正常なら、
- C26:8v(max680のpin7), 2.9v(max680のpin1)
- C27:4.2v(max680のpin2), -5.8v(max680のpin3)
- C28:10v(max680のpin8), 5v(max680のpin6)
- C29:0v(max680のpin5), -10v(max680のpin4)
C27のマイナス側が0v。C28の10vが出ているので、MAX680自体は正常みたい。MAX680と各コンデンサの接続状態を調べると、やっぱり、pin3とC27のマイナス側が切れていた。
辿っていくと、ヒアがつながっていなかった。
ビアがフレックスで埋まっていたので、開通させ、軽くハンダを流し込む。
(ピンセットの先のビアにハンダを流し込んでいます。)
(このビアが断線してました。両面からビアが見える部分でよかった。)
さて、電源ON・・・、-10vは出ました。直った!
とはいえ、本体は壊れた状態なので、こんな表示になっています。