先日、Line側の音量を修理した6号機。他のQY20と比べると、やっぱり、Phone端子のLRバランスが悪い。R側の音が少し小さく感じるので、Phone側のLR両方の電解コンデンサを交換。
Phone側のLRそれぞれの電解コンデンサは、C56,C72。この2つのコンデンサは、Lineジャックと密接しており、半田ごて先が入りづらい。というか、Lineジャックを溶かす前提になる。
なので今回は、Lineジャックを取り外して行うことにした。ジャックを取り外すと、とっても作業しやすく、試しに、いつもの「ねじねじ」方式でなく、表面実装のハンダを溶かして、取り外してみた。無理に剥がすと、パターンも剥いでしまうので、軽ーく力を加えて、慎重に、慎重に取り外す。+側-側を交代交代で外す。
1つめを外したところ。パターンも傷めずに、きれいに取れた。ランドにこて先を当てられるときは、「ねじねじ」方式でなく、この方法がよさそう。
2つめを取り除いて、パターンを清掃。周囲のジャックのプラスチック部に半田ごてが当たるので、いまさらながら、マスキングした状態。最初からやっておくべきですね。
「ねじねじ」方式で取り外すと、固まっているはんだが取れないのですが、一度溶かしたはんだのためか、残留ハンダもすぐに溶けて吸い取り除去。とってもすんなりとここまで作業できた。「ねじねじ」方式は、コンデンサの足もランドに残り、その足には乾いたコンデンサの液体が付着しているために溶けづらいのかも。
ちなみに、取り除いたコンデンサは足もついており、再利用可能なレベル。容量を測ってみると、なんと、、、47~49μFありました。容量抜け起こしてないじゃん。。。。
続いて、新しいコンデンサを実装。スペースがあるので、苦労なく、はんだ付け完了。最後に、取り外したLineジャックをはんだ付けして、完了。
6号機を組み立てて、電源ON!。
Phone側のLRバランスは、、、正常に戻ってました。ほっと一息。
しかし、、、取り外したコンデンサも正常みたいなので、なんでバランスが崩れていたのか、原因わからず。