やっと時間が取れたので、9号機の復活作戦の続き。
前回、衝撃のあまり、取り忘れていた裏面全体像。
右のほうは、まだ無傷に近いです。
真ん中が酷い。。。左も酷い。。。
電源側半分だけ、水没したのでしょうか。
液晶部を見てみます。
よく見ると、液晶の偏光フィルムがふやけています。やっぱり水没でしょうかね。それにしては他の部分がきれいです。洗ったのかぁ?液晶の基板側もキレイです。試しに正常動作するQY20に、この液晶をつないでみましたが、全く動きませんでした。続いて、操作部基板です。
とってもきれい。水没した後は見受けられません。
かなりきれいな外装、操作部です。もったいない。
まずは、並列接続された電池の残量を確認。2.9Vあり、生きていました。いつもなら無水アルコールで拭く程度の作業なのですが、今回は、ダメもとで超音波洗浄します。剥離や断線を誘発するので、非推奨の作業です。電池を外したら、本体のバッテリーも2.9Vありました。並列接続を外した直後なので、コンデンサレベルのチャージだと思ったのですが、負荷をかけても2.7V位で耐えます。生きているんですよね、このバッテリー。前のオーナーが液晶が映らなくなったので、闇雲に電池を並列接続したのかも。
洗浄のため、バッテリーを基板から外したいのですが、いつものごとく、マイナス側が取れません。仕方ないので、プラス側だけ外して、基板を超音波洗浄しました。
なんと、基板洗浄ではみたことない大きさ、量の汚れが出てきました。繊維状の浮遊物は正体不明です。一度洗浄して、ティッシュ等で拭いた残りが付いていたのでしょうか。ティッシュで拭いて、一旦きれいになったものの、組み立てた後に、表面実装ICと基板の隙間から残水が流れ出して、汚れていき、お亡くなりになったのでしょうか。
洗浄後の基板です。
かなりきれいになりましたが、真ん中は残っています。これを無水エタノールでゴシゴシと取り除きました。水分を飛ばして、ドライヤーで乾かした後、通電。やっぱり駄目でした。
ただ、液晶表示用の-10Vが正しく出るようになりました。試しに液漏れを起こした液晶をつなぐと、ノイズ画面が出ました。何らかの原因でCPUが動いていないですね。。。
残念ながら、このQY20の復活は難しそうです。見た目がきれいなので、もうすこしがんぱって見るつもりですが、、期待は薄いです。