毎年、春先からバイクの練習、試験準備、バイク、試験準備と10月までは、電子工作の手が止まってしまいます。試験も終わり、久々に、QY20のストックに手を付けました。
昨年秋に入手した21号機です。液晶は15号機に移植したため、代替品を搭載予定です。まずは、分解&状態チェック。
残念ながら画像なしです。外観はきれいだし、電池ボックスのスポンジも固くなった状態で残っています。開けても、キレイ。丁寧で分解します。ノイズシールドは、完全に分解した後にハンダ部分を剥がしたほうがきれいに取れますね。状態は、、、
- 起動せず。
- LCD用のマイナス電圧生成できず。持病のコンデンサでしょう。
- アナログ回路系に供給する5Vラインが断線。しかも数か所。
- 電源入れても、起動せず。なんの画面表示もなく、音もなし。
という、かなりのタフな作業になりそう。
まずは、5Vラインの復帰。DCDCのIC17の+5Vライン、表面のC79,C89の5Vラインの断線と、裏面のC80,C81の5Vラインがそれぞれ断線。これもQY20の持病ですね。表裏をつなぐビアで切れているんでしょう。(不思議なのが、DCDCのIC17からのラインがたどれません。表裏の2層のはずなのに、見つからない。)
サクッと、修理。
電源入れてみても、当然のごとく、動かない。この修理部分は、音出力周りなので、関係ないのは分かっていました。ひょっとして、、、という感じ。
次に、以前、一台で発生したリセット回路周辺をチェック。その時は、IC1のリセット回路に続くIC13のNOT回路のトラブルでした。今回は、問題なし。正常に、Pin4から5 v出てます。
次は、本格的なチェックに入ります。CPU,ROM,RAM,Gateway,音源ICへの電源ラインと信号線の結線状況をチェック。。。。。ひどい状況でした。表にすると赤背景の信号ラインが断線です。
すべて、ジャンパー接続するしかありません。(CPUとGatewayは、ピンピッチが狭いのでジャンパー付けはかなり厳しい。。。)
いざ、電源オン。
悲しいことに、変化なし。
次は、信号線を1つづつ、オシロスコープで確認していくことになりそうです。
続く。。。