QY20 表示部(LCD)を自作②:133MHzでも遅すぎ・・・

2023/12/02

RP2040 YAMAHA QY20 実験 電子回路

 QY20の液晶表示信号を調査しました。

信号線は5本。

  • FLMは、ページ信号トリガ。データシートでは、15ms弱。
  • Mは、FLMと同じ周期で、HIGH/LOWを繰り返している信号。使い道は不明。
  • CP1は、ライン信号トリガ。FLMトリガ1回につき、64回トリガが出る。0.223msごと。
  • CP2は、ドット表示トリガ。0.223ms / 128のはず。
  • D1は、ドットデータ。

実際にとってみると、、、
と合っているように見えるのですが、、、CP2を拡大すると、、

と、CP1トリガ間で、CP2トリガが384回(6回連続を64回)出ています。さらに、データ信号が、、、

と、全くわからない信号が出ています。なんとなく、規則あるデータですし、DMF50202Nでは正しく表示されているので、信号は正しそうです。

問題は、パルス速度。実測は以下の通り。
  • FLMトリガ周期は、75Hz
  • CP1トリガ周期は、4.8kHz,  0.208ms
  • CP2トリガ周期(6パルスごと)は、307.7kHz, 3.26us
  • CP2トリガ周期(パルス単体)は、なんと2.4MHz, 416ns
Seeed XIAO RP2040は、133MHzで動ていますが、Arduino言語(C)を使うし、フレームワーク化されているので、裏処理が重そうです。簡単に動作テストしたところ、
  • loop関数では、最短処理でも、20us~40us程度かかります。
  • loop関数から抜け出さないと、割り込みを受け付けません。
ということがわかり、これではQY20の画像信号読み取りが厳しいです。
Cで入力ポートを直接制御できれば、なんとかなりそうですが、難題ですね。。

QooQ