QY20の液晶が薄く見えなくなる原因は、表示制御に必要な10v電圧を生成できなくなるためです。その原因は、コンデンサの劣化、DCコンバータICの故障が主です。
MAX680は廃番であり、入手困難ですが、なんとか入手して、5号機のMAX680を交換したのですが、動きませんでした。なんと、交換前と同じレベル。今回は、MAX680自体を調査します。
先日、DIP版のMAX680を入手した際、テスト回路は作ってあったので、これに表面実装タイプに替えて、テストです。表面実装のチップは、QY20から外した2個と、入手した貴重なMAX680を1つ使います。
DIP版では、Pin1からPin8の電圧は、
2.9v, 4.2v, -5.8v, -10v, 0v(GND), 5v(+V), 8v, 10v
でした。pin4の-10v, pin8の10vはデータシート通りです。
続いて、QY20についていた1つ目。5v, 4.8v, 3.4v, 0v, 0v, 5v, 5v, 4.2v。全くおかしい。
2つ目は、2.7v, 2.2v, -2.6v, -4.95v, 0v, 4,79v, 5.15v, 4.96vでした。
購入したMAX680は、0v, 0v, 0v, 0v, 0v, 5v, 0v, 4.2v。動いていないに等しいです。
半田付け不良を疑いましたが、すべて結線されていました。
進展がありませんでした。
次回は、更に1個、貴重なMAX680を実験するしかないかも。MAX680がはんだ付けで壊れる可能性を疑っています。