QY20 オリジナル機:音の確認

2023/07/25

YAMAHA QY20 電子回路

 QY20 3号機のLine出力が復活したので、続いて、QY20 オリジナル機(30年前にYAMAHA直営店で注文購入)の音を確認。

オリジナル機は、修理を重ねており、しかしながら不調は続いている。相変わらず、Phone端子はR側の音が出ない。Line出力は小さくコモッた音で、ほとんど聞こえない。

とりあえず、3号機と同じく、C57とC72を交換。

手慣れた感じでコンデンサを取った。なんと、C72のGND側の足が一緒にとれた。すなわち、パターンを剥いだみたい。一気に焦った。

フラックスリムーバーで掃除し、再度フラックスを塗って、半田をなじませたら、なんとかランドは生きていた。助かった。。。。

油断は禁物。丁寧な作業を心掛けないと。。

同等品のコンデンサに替えて、音を確かめると、他のQY20と同様、Phone端子より小さめだが、低音をしっかり響かせた音が出た。

続いて、Phone端子のR側の結線状態を確認。すでに交換済みのC56,C72は繋がっていた。以前に切れたビア部分を確認すると、ちゃんとつながっていた。他に、Line側のR信号からの分岐以降の結線状態をすべてチェック。すべて、つながっていた。最後に、Phoneジャックの導通まで調べたけど、正常。ならば、音が出るはず。

音を聞いてみると、やっぱりR側が出ない。なので、音を確認しながら、Phone端子やボリュームを触ると、音がでるようになった。ボリュームの接触不良のよう。しかし、ボリュームはLine端子と分岐前にあるので、Line端子もR側の音が出ないはず。不思議。


原因不明だが、これでPhone端子も、Line端子も正常になった。




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