QY20 3号機:Line出力を改善

2023/07/24

YAMAHA QY20 電子回路

 先日、QY20用の複数種類のチップ電解コンデンサを購入しました。

1台づつ、音の調子を確認していますが、3号機は、Line出力が不調でした。ヘッドホンで聞くとL側の音が小さい。PCで録音すると、音が小さく、また歪んでいます。

3号機の液晶表示は正常に動作しています。

基板の状態も、悪くないです。

  • 液晶表示用のコンデンサは交換済みです。つけ方が汚い。。。
  • 他のコンデンサの交換はなし
  • なんと、バッテリーがオリジナルのまま、生きています。すごい。


裏面です。
裏面もジャンパーなく、きれいです。



で、、、音はこんな感じ。
Phone端子からのデモ音楽です。
Line端子からのデモ音楽は、ひどい状態です。

Phone端子の音は正常で、Line端子の音だけがおかしいので、Line端子に分岐後の電解コンデンサを交換します。回路図から、C57,C72がLine端子への最終の電解コンデンサなのでまずは、これを交換。その前段は、Phoneと共通になるので、まずはここだけを交換します。

慎重に、慎重に、交換。交換後の音はこんな感じ。

おぉぉ、、、LR両方ともばっちり、音量もばっちり、低音もしっかり。かなり良いです。
ただ、C72を交換するとき、C70を押したようで、Phone端子にホワイトノイズが入ります。C70はR側のオペアンプに関係するので、Line端子にも影響があるはずですが、Line端子からはわかりませんでした。
ということで、C70も交換。チップ電解コンデンサを複数種類用意しておいてよかった。
交換後の基板はこんな感じです。

これで、3号機も、液晶も音も完ぺきな状態になりました。


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