YAMAHA QY20のデータバックアップ回路(1)「ハードがあるのは面白い!!」

2022/08/25

YAMAHA QY20 バックアップツール 電子回路

 QY20のデータバックアップを、予備機のQY20にコピーしています。バックアップの目的は、電池切れによる消失、電池交換時の全クリア対策です。


QY20のメモリがいっぱいになったときは、対策がありません。そのため、以前、バルクデータ(打ち込んだ全データ)をPCに転送するハードを作りました。単に、MIDIインタフェース仕様の31250 BPSと、ターミナルアプリのサポートする19200/38400bpsに変換するハードです。


この方法では、PC上のターミナルアプリの操作がとっても面倒なので、ハード単体で使えるものを作ろうと、昨日から始めました。


このブログページでは、ハードの回路図やプログラムコードはありません。


●ハード仕様

  • CPU:PIC16F1823(UART, I2C, 6つのI/O ポートが必要なため)
  • EEPROM:24FC512(以前、使ったことがあるため)
  • TLP250:フォトカプラ、MIDI入力用
  • 7SegLED:表示部(これだけで、なんとか表示させる)
  • ボタン2つ(ページ選択、リストア)
  • スイッチ1つ(2回路3接点のスイッチがないので、実際には3つ)
手持ちに部品や既存ソフトウェアコードを使うので、この仕様にしました。

●システム仕様

  • バルクデータを、8種類バックアップ可能。(白ボタンで選択。LEDで番号表示)
  • バックアップ、リストアを切り替え。(スイッチで操作。LEDのピリオド部で表示)
  • バックアップは、QY20で開始操作。(LEDの表示部で、回転表示)
  • リストアは、本機器で開始操作(赤ボタンで操作。LEDの表示部で、回転表示)
操作は簡単に、表示はハードとの兼ね合いでできる範囲で、という感じです。

7~8時間かけて、回路設計と基板配置設計。
4時間位で、ハード完成。


続いて、ソフトウェア開発に入ります。

アジャイル型、ボトムアップで機能部品から始めます。

  1. 割り込み処理(すべての基本となるため)
  2. 7segLED表示。
  3. キー入力(チャタリング対策)
  4. MIDI通信。
  5. EEPROM制御
こんな順番で進めます。(続く)


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