ラップ計測1-③ タイム表示部分をどうするか

2016/08/02

ラップ計測 電子回路

2014年に作り始めたラップ計測ツールですが、表示部は大きく2つの方法があります。

バイクに乗ったまま、タイムを確認したいので、

  • バイク自体(メーター周り)にガジェットを括り付ける
  • 路上に置いて大型のモニタで表示

のどちらか。数周前のタイムを見たりするには、手元で操作したいので、バイク自体にガジェットを括り付けることにしました。

H8やPICを使ったガジェットを10個以上作ってきたので、それらからのプログラムを流用します。毎度、大変なのは、電子回路を描いて、はんだ付け。時間はかからないものの、手間がかかります。間違えると一からやり直し。

回路設計、はんだ付け、LCD表示プログラム等の流用をしつつプログラム開発を一通り行い、作成しました。スイッチを押すと、記録開始からの全ラップのタイムを1つづつ見えるようにしています。



これでタイム計測するようになったのですが、実際にバイクに設置すると、大きい、見えづらい、操作しづらい、など、使えませんでした。また、バイクにはノイズという強敵が存在しており、フリーズ、再起動など大変。ノイズ対策のためケースのアルミ化や、バイクに固定しやすいようにケースの小型化を試しましたが、見えづらさも含め、LCDがスペースを取るため、7セグLEDで一から作り直すことにしました。


スイッチは上側に配置、ケーブル類は左側に配置、これをベースに空いているスペースが基板サイズとなり、そこに電子回路を配置していきます。すなわち、基板に合わせて、ケースを用意するのでなく、ケースに収まるようにすべてを設計しなおしました。




チラ見でタイムがわかるように、大きめの文字で、輝度のあるLED形式にしました。ラストラップとベストラップが見えるよう2段です。当然のことですが、8個の7SEGのLEDを正誤できるI/O数はなく、高輝度をだすために、H8/3694のi/oポート出力では、容量が足りないため、回路設計の見直しと、制御プログラムの全面変更、すなわち、UI部を全て設計しなおしました。設置や操作しやすいように、ケーブル類は左側、ボタンは上部にしています。

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