QY20の修復は、20号機、21号機、22号機の次に、25号機だった。23号機、24号機は?と探したら、棚に保管してあった。24号機は、入手時点で液晶表示以外は、外観、キーボード、音も素晴らしい状態。
液晶表示しない原因を探ると、液晶表示用の負電圧が出ていない。QY20の持病である、液晶表示用コンデンサの容量抜け。ということで、分解開始。外装のネジを外す際、適度の固さがあり、分解されていない証拠となる。開けてみると、予想通り、かなりキレイ。
ノイズシールドと基板を共締めしているネジを外す。基板もきれい。基板の状態からすると、タバコの煙などの影響もなく、キレイな環境で使われていたことが推測される。液晶配線コネクタ、キーボード・LED配線コネクタを外して、ノイズシールドを固定しているネジ5個を取る。これで、ノイズシールド付き基板をキーボード側外装から分離できる。その後、電池ボックス(裏側外装)との配線を外す(はんだ部溶解)。さらに、ノイズシールドと基板をはんだ溶接している部分を剥がす(はんだ部溶解)。これで、基板取り出し完了。
改めて眺めてみても、キレイな状態。やはり、かなり良い環境で使われてきたようだ。またはほとんど使用していないかも。バックアップ電池が残っているので、ストック品かも。
細かく見ると、Line端子、Phone端子部分がフラックス痕でない何かが付着していた。
また、他のQY20同様、表示濃度調整ボリュームの裏面あたりのフラックス痕が多い。とはいえ、他のQY20より、かなり状態は良い(まだ色が透き通っている)。
では、液晶表示用コンデンサの交換開始。
まずは、プラスチック部分を養生。続いて、ネジネジ方式で、土台部分を固定しつつ、コンデンサの筒部分を左右にネジって外す。ネジる際に他のパーツにぶつけないように注意。上出来で撤去完了。
次に、土台を割って取り除く。割る際に、残っている足に負荷をかけないように注意(負荷をかけるとランドパターンごと剥がす可能性あり)。土台を取り除いたら、エタノールで汚れやコンデンサ液の不純物を取り除く。次に、はんだごてを使い、ランドパターンを均しつつ、残っている足を取り除く。古いハンダは溶けにくく、またはじきやすいので、通常は追いハンダで混ぜながら行うのだが、ハンダの質がいいのか、すぅっと溶けた。今までで、一番良い状態でランドパターンを修復できた。
この状態なら、新しいコンデンサを簡単に実装できた。電源を繋いで、GNDと液晶濃度ボリューム端子の一番右側(またはC29のGND側)を計測すると、-9.4v出ている。液晶自体が壊れていなければ、これで表示できるはず。
ということで、組み立てて起動させると、無事、表示。そして、すべて正常動作。
最後に、テストモードで起動(-1, +1, 右を同時押しで起動)して、各種テスト。すべてOK。バックアップバッテリーも3.0v(ボタン電池交換では、3.2v位。バッテリーローは、2.8v位)。
これで、オリジナル状態かつ、外装、ボタンともとても美品な一台が完成。









