無事復活したQY20 10号機ですが、音の質が若干、気になります。
- ボリューム操作のガリガリ音
- 右側の雑音
- 左側のプツプツプツプツ、、、、と連続音(Phoneで小さく聞こえる)
- 若干、左側の音が大きい
- Line端子の音が小さいかも
今までなら、許容範囲としていたレベルですが、6号機の音の良さを知ると、あの音に近づけたいです。それには、ボリューム交換と、相当数のコンデンサ交換という、大変な作業が待っています。
時間を作って、作業を開始しました。10号機は、ジャンパーもなく、バックアップバッテリーもそのままの、オリジナルを保っている機体なので、失敗は許されません。必要な範囲で少しづつ、変えていくことにしました。
まずは、ボリューム交換です。交換しやすいように、Phone端子を外します。Phone出力の最終段にあるコンデンサ C56,C71は容量抜けしていなさそうですが、他の複数の機体で容量抜けの多いコンデンサだったので、交換しておきます。そのために、Line端子も外します。
結構すっきりしました。C56,C71を新品にして、Line端子、Phone端子、ボリュームをはんだ付けして、電源ON。さすが、ボリュームのガリガリ音はしません。音のバランス、Line端子の音も、十分な感じです。しかし、雑音とプツプツ音は残っています。交換済みのコンデンサのはんだ付けを再チェックしましたが、改善しません。左側だけで、Phone端子だけなので、C57しか疑う余地はないのですが、はんだ付け、接続は問題なかったです。
Line端子側は、RC回路があるので、それで吸収されていると仮定して、その前段も疑って、未交換のC49を交換してみます。左右同時に交換しないとバランスが悪くなるので、C66も同時に交換しました。
なんと、これで、プツプツ音がなくなりました。
しかし、まだ、右側の雑音があります。残りは、DACからのアナログ回路の前段にあるコンデンサ4つしか残っていません。結局、すべて交換することになりました。
ミスも多少ありつつ、パターンを壊すことなく、樹脂を溶かすことなく、交換できました。さて、、、電源ON。
おぉぉぉ、、雑音がなくなっている。
目標としていた、6号機と同じレベルになりました
ボリュームつまみを3Dプリンタで作って完成です。
これで、また満足のいくQY20ができました。